ひとりごと。

炊事と裁縫は出来るが好きじゃない~極力やらない方向へのシフト

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御飯を作る事も簡単なお裁縫も、やれば出来る事は分かりました。

が、好きじゃないので極力やりたくない。でもそれって主婦としてはあるまじき行為なのではないか?

そんな葛藤をしている記録です。

良妻賢母に憧れていたあの頃

私は『良妻賢母』に憧れていました。それは20代前半の事でした。早く結婚してカワイイ良き奥さまになるんだと息巻いていました。

賢い母の前に良き妻からだなと思い、良き妻とは何だろう?と思った時に一番最初に思いつくのが『料理』でした。

実家暮らしで料理なんてほとんどしなかったので良き妻の料理が何かも分からず包丁を持てば怖いと言われて、憧れていた時期に『良妻賢母』にも慣れないし、もちろん結婚も出来ませんでした。

ちなみにこの頃に野菜炒めを作った記憶があるのですが、父が食してハッキリと『美味しくない』と言ったのを今でも覚えています。

お裁縫も小学校で使用したお裁縫セットと祖母が購入していた高級ミシンというバランスの悪い組み合わせが家にありました。それでワンピースでも作ってみようと思い、新聞紙で型紙を作成し手芸ショップで安い生地を買って作成したこともあります。

こちらも不格好なワンピースで、お裁縫の才能もないのかもと直ぐにやめてしまいました。

この頃、家事全般が出来る事が良き妻だという風習?だったと思うのですが、今になるとそれだけでは家事代行サービスと変わらない感じになってしまいます。笑

いつの間にか母と慕われて

20代の間違った思い込みで、『良妻賢母』は諦めていました。

私は30代になると、今の旦那さまと一緒に暮らし始めました。同棲と言えば聞こえは良いですが私は彼の家に転がり込んで居ただけだし、旦那さまからすれば、無賃金のバイトが居たような状態になってしまっていました。

それは旦那さまがダーツバーを経営していて店舗と家が一体型のタイプだったためにそうなってしまいました。

1階が店舗、2階が住居となっているんですが、住居スペースは、ほぼ物置。6畳一間だけ、お部屋っぽい感じでしたが、8畳のキッチンと8畳の和室は足の踏み場もないほど荷物で埋まっていました。。。

なので2階では御飯が作れません。なのでお店のキッチンを使います。私は前章の通り料理をした経験があまりないです。まして好きな人の前&知らない人(お客さん)の前で料理するなんて、どんな辱めなんですか??笑

でも人間、やれば出来るもんですね。幸い10年前からクックパッドはありましたのでネット見ながら料理出来ました。

人前で作るので人目が気になるので包丁さばきが上手くなっていくのも段違いで早いです。(誰も私のことなど見てはないとは思うのですが。笑)

3年もすれば、お客さんが持ってきたリンゴを剥いてあげたり、持ってきたジャガイモをすぐにガーリックポテトにしてあげたり、材料買っていくからゴーヤーチャンプルー作ってとリクエストが来るくらいになりました。

レシピはクックパッド頼りなので、分量さえ間違わなければ大抵美味しいです!ビバ★クックパッド!

また、ダーツバーはダーツを楽しむだけでなく、お酒を飲みながら愚痴を言ったり悩みを打ち明けたりする場でもありました。

私は比較的、料理してることが多く、耳と口は空いているので聞き役が多かったです。色々と聞いていくうちに、重い相談も多くなってきて自然と相手の心に寄り添う事が出来てくるようになったのか『お母さん』と呼ばれるまでになってしまいました。

年上だったり、私が産んだにしては大きすぎる年齢の子達から『お母さん』と呼ばれると急に老け込みます。笑

ココの修行で、20代で諦めていた『良き妻』と『賢い母』を少しだけ取り戻せた気がします。

コロナで再度お裁縫チャレンジ

2020年は新型コロナウイルスの蔓延で世界中がパニックでした。

ソーシャルディスタンス・マスク・消毒、今までとは比べ物にならないほどの制限が掛かりました。

そしてマスクや消毒液はドラックストア、ネット、コンビニ、全てのお店から姿を消しました。

私も買い置きのマスクが無く、仕方なく布マスクを作成する事にしました。が、ガーゼ布やマスク紐も手芸ショップから消え去っていました。もちろんネットでも売っておらず。100均に行くとマスク用ではないけど代用できそうな布とゴム紐があったのでそれを購入しました。

ネットでマスクの作り方を検索して、画用紙に型紙をおこし、小学校の時のお裁縫セットで裁断や待ち針で止め、今っとなってはおばあちゃんの形見の高級ミシン(20年もの)でマスクを作りました。

必死になれば、意外と人間はやり遂げるものですね。自分用のマスクを5枚、結構キレイ目に作成できました。(最初の1枚は裏表逆に裁断してしまったけど)

そして実家の母もマスクが無いというので、母の分にも4枚ほど作成し、のちに父も欲しいというので3枚ほど作成しました。

人生でマスクをあんなに手作りしたのは初めてです。

こうして20代の時は上手く出来なかったお裁縫も、それなりに出来る事が分かりました。

やってみて気が付いたこと

料理やお裁縫をやってみて再度気が付いたことがあります。

それは、どちらもさほど好きではないという事です。

仕事から帰って夕飯作るのも、前日の夜にお弁当作るのも面倒で出来ればしてくはない。けれど、外食やコンビニでは食費がかさむし、バランスも良くないかと仕方なく作っています。

毎日毎日御飯の事を考えたり、料理するのがストレスになってて、結構早いペースで限界が来て外食にしたりコンビニを頼ったりしています。

料理が物凄く上手なわけでもないので、やらないというのも選択肢の一つかもと思い始めました。

コロナ禍というのもあり、宅配のミールキットとかもだいぶ種類が増えていて、そういうものに頼ったり、家事代行サービスにお願いしたりしても良いのかも思っています。

いざという時、料理が出来ないのは困るけど私は毎日は出来るけどやりたくない。自分の心に素直になると少しだけスッキリします。

お裁縫は、きっと緊急事態になるまでしないと思いますし、あまり好きでは無いお掃除もお掃除ロボットに頑張ってもらい、空いた時間でタブレットでお絵描きしたり、愛犬を撫でまわしたりしたいと思います。

料理は完全にやらないという訳にはいかなそうですが、いろいろなサービスを試して自分に合うかたちを見つけたいと思います。

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